イボ(ウィルス、老人性)
こんなお悩みありませんか?
- 皮膚の一部が盛り上がっている。
- プールに行った後、イボができた。
- 子どもに小さなイボがいくつもできている。
イボの症状と種類
皮膚には時おり、こんもりとしたふくらみができます。これは一般的にイボと呼ばれる、皮膚病の一種です。 大きさや硬さはいろいろで、顔、首、脇、指や足など体のいたる所にできます。あまりも日常的なので疾患と認識されないことも多いですが、場所によっては非常に気になるものです。このイボには、いくつかの種類があります。
主な症状を挙げてみましょう。
- ウィルス性イボ
- (尋常性疣贅)
硬いイボで、指や足の裏、かかとなど角質の厚い場所によく見られます。 もっとも多く発症するタイプで、プールや公衆浴場が主な感染経路です。
- 水イボ
- (尋常性疣贅)
ポツポツといくつもできる、主に首や体幹にできる小さなイボです。発症するのはほとんどが小児で、感染していきます。
- 尖圭コンジローマ
- 女性に多く見られ、女性器から肛門周辺にかけて発症します。
- 青年扁平疣贅
- 若い人によく見られイボです。主に顔にできます。
- 老人性イボ
- (脂漏性角化症、老人性疣贅) 体のいたる所にでき、次第に多くなっていきます。高齢者に多く見られるイボです。
※疣贅は(ゆうぜい)と読みます。
原因は?
高齢者に発症する老人性イボは加齢によるものなので、ウィルス性のイボとは原因が異なります。 老人性イボは遺伝の影響も大きいといされていますので、ご家族にこの症状が見られる場合、のちのち発症する可能性が高いかもしれません。紫外線や摩擦など、外的な要因も影響します。 80代以上になると、ほとんどの高齢者がこのイボを発症しているといわれます。
イボの原因となるウィルスには、さまざまな種類があります。たとえば尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。 自然界にはこういったウィルスが数多く存在しています。それが常に感染するわけではなく、皮膚に小さな傷などがあった際、そこから入り込んでイボになっていきます。
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- 原因①
- 加齢によるもの
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- 原因②
- 紫外線や摩擦
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- 原因③
- ウィルスによるもの
イボの原因となるウィルスには、さまざまな種類があります。たとえば尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。 自然界にはこういったウィルスが数多く存在しています。それが常に感染するわけではなく、皮膚に小さな傷などがあった際、そこから入り込んでイボになっていきます。
診察と治療
イボ治療を受診される方は多くいらっしゃいます。
診察だけで見分けがつく場合がほとんどですが、悪性の疑い(日光角化症など)がある場合は病理検査もします。
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- 治療法①
- 液体窒素治療法
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- 治療法②
- 内服薬による治療
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- 治療法③
- 切除による治療
液体窒素による凍結療法は、よく用いられる治療法です。副作用の心配がなく効果も出ますが、痛みがあるのが難点です。
他にもヨクイニンなどの内服薬の服用、外用薬を塗布、切除といった治療法を用いる場合があります。
イボは大きくならないうちに受診する方が、早く治ります。
ウイルス性のイボが再発した場合は、早めの受診が効果的です。