口唇ヘルペス
こんなお悩みありませんか?
- 唇付近に、赤い水ぶくれができて痛い。
- 過去に口唇ヘルペスを患った。
- 体の一方に、帯状の小さな赤い斑点ができた。
- 体にできた帯状の斑点がピリピリと痛む。
口唇ヘルペス、帯状疱疹の症状と種類
口唇ヘルペスと帯状疱疹は一緒に語られることも多いですが、違う病気ですのでここでは分けて解説していきましょう。
口唇ヘルペス

唇やそのまわりに、赤い小さな水ぶくれができる感染症です。通常は痛みを伴います。過去に感染して免疫を持っていても、再発を繰り返す厄介な病気です。特に大人になってからの口唇ヘルペスのほとんどは、再発によるものです。
ピリピリ、チクチクとした違和感で自覚症状が出て、数時間後に腫れてきます。
数日経つと腫れが大きくなり、水ぶくれになります。
再発を繰り返している人は、早い段階で口唇ヘルペスと気づくようです。
帯状疱疹

ピリピリとした痛み、それに帯状の小さな赤い斑点が点々と連なっていきます。赤い斑点は帯状に連なり、体の左右どちらか一方に現れるのが特徴です。
頭から足まで発症する可能性がありますが、大部分は上半身に出ます。
痛さはなく、かゆみを伴うこともあります。
斑点は神経に沿って現れ、激痛が続く帯状疱疹後神経痛が残る場合もあります。
原因は?
口唇ヘルペスと帯状疱疹はどちらも感染症ですが、ウイルスが異なります。口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因です。
症状がなくても実は感染している人は多く、大人の半数はウイルスを保持しているとされています。すべての人が発症するわけではありませんが、男性に比べ女性の方が発症する割合が高い病気です。
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- 原因①
- ストレス
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- 原因②
- 過労
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- 原因③
- 加齢
一方の帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因です。
これは水疱瘡を起こすウイルスで、治った後も体内に潜伏していたウイルスが、加齢やストレス、過労などにより再発して起こります。
50歳以下だと、ストレスや過労が引き金となることが多いようです。
このようにどちらもヘルペスウイルス(水痘帯状疱疹ウイルスもヘルペスウイルスの一つです)が原因で症状も似ているため、見分けるのが難しい病気となっています。
診察と治療
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- 治療法①
- まずは検査
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- 治療法②
- 抗薬剤よる治療
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- 治療法③
- 再診治療
口唇ヘルペスと帯状疱疹を自分で見分けるのはまず無理なので、症状が出たら早めに医師の診断を仰ぎます。似ているとはいえ、治療法は異なります。
どちらもウイルスに対する抗ヘルペスウイルス薬を用いますが、帯状疱疹は口唇ヘルペスの数倍の薬が必要です。また市販薬では、帯状疱疹に対応しきれないケースが多々あります。口唇ヘルペスも市販薬は初感染には使用できず、誤った使い方をすると悪化してしまいます。また妊娠中の感染には、特に注意が必要です。