アトピー性皮膚炎
こんなお悩みありませんか?
- 顔、体の関節部分に強いかゆみがある。
- 湿疹が出る。
- 繰り返す。
- 自分自身、あるいは家族にアレルギーがある。
アトピー性皮膚炎の症状と種類
特定の部位に対して、かゆみと皮膚へ湿疹が現れます。また繰り返し起こるという特徴もあります。湿疹からアトピー性皮膚炎ではないかと感じられる場合がありますので、主なものを挙げておきましょう。
- 赤みがある。
- ぐじゅぐじゅとした、嫌な感じがする。
- 掻くと液状のものが出てきたり、皮がむけたりする。
- 左右対称にできる。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の状態で四つの症状に分類されます。
- 軽微
- カサカサした感じの肌です。
- 軽症
- カサカサが強くなり、赤くなったり皮がむける場合もあります。
- 中等症
- カサカサした感じの肌です。
- 重症
- カサカサが強くなり、赤くなったり皮がむける場合もあります。
原因は?
名前が示す通り、アレルギー体質の人に起きやすい疾患です。
アレルギー性皮膚炎や花粉症、鼻炎、食物アレルギーのご家族がいれば、遺伝で体質が引き継がれている可能性があります。これは「アトピー素因」を持つ、アレルギーを起こしやすい体質とされています。
また皮膚のバリア機能の低下でも、アトピー性皮膚炎は起こります。
バリア機能は外部から異物の侵入を防ぎ、皮膚を乾燥から守る働きをします。
これが石けんや化粧品といった科学物質の影響や、肌を強くこするなど外部刺激で損なわれることにより、アトピー性皮膚炎になる場合があります。皮膚のバリア機能は他にもダニやほこり、紫外線の影響も受けます。また心的なストレスも原因となります。
アトピー性皮膚炎は強いかゆみを伴う疾患ですので、つい掻いてしまいます。その刺激により、外部からアレルギーの原因物質、アレルゲンや刺激物質が入りやすい状態になります。
これが繰り返されることで、かゆみがさらに悪化していくという悪循環に陥っていきます。
診察と治療
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- 治療法①
- 薬物療法
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- 治療法②
- スキンケア
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- 治療法③
- アレルゲンの対策
診察は日本皮膚科学会がつくる、「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」に沿っておこない、最適な治療法が選択されます。「薬物療法」「スキンケア」「アレルゲンの対策」が主なものです。
原則として対症療法になり、薬をあまり必要とせずに日常生活が送れ、急激な悪化がない状態を目指していきます。